実績と前走の着順がカギ
過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、JRAの重賞で8着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率25.3%と好走率も比較的高い。なお、JRAの重賞で8着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「2着以下」だった馬の優勝例はなく、3着内率も7.5%にとどまっていた。重賞で「8着以内」に入った実績がない馬に関しては、前走を勝ち切っているかどうかがポイントと言えそう。
【前走】
重賞(3-1-3-39)
├青葉賞(3-0-0-3)
└毎日杯(0-0-0-0)
OP特別(0-5-3-28)
1000万下(3-1-1-27)
500万下(4-3-3-32)
ハンデが軽い馬は割り引き
2009年以降過去6年の3着以内馬18頭中16頭は、負担重量が「54キロ以上」だった。一方、「54キロ未満」だった馬は優勝例がなく、3着内率も5.6%にとどまっている。負担重量がハンデキャップに変更された当初の2006年から2008年にかけては「54キロ未満」の馬も活躍していたが、近年の傾向を重視するなら、負担重量が軽い馬は評価を下げるべきだろう。
距離適性がポイント
過去4年の3着以内馬12頭中10頭は、JRAの芝1800mのレースで連対経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%と低調だ。2010年以前は芝1800mのレースで連対経験のない馬も活躍していたが、近年の傾向を重視するなら、今回と同じ芝1800mのレースで連対経験のある馬を高く評価したい。
近年は外めの枠に入った馬が不振
中山・芝1800mで行われた2011年を含む過去4年の枠番別成績を調べると、「7枠」と「8枠」の馬は3着以内に1頭も入っていない。2013年は7枠のガイヤースヴェルト(単勝1番人気)が15着、8枠のインプロヴァイズ(単勝2番人気)が10着に敗れており、昨年も7枠のピオネロ(単勝2番人気)が8着に敗れている。ちなみに、「1枠」や「4枠」の馬も苦戦しているが、これらの中には過去4年で単勝2番人気以内の支持を集めた馬がいなかった。こうした結果からも、外めの枠に入った馬は過信禁物と見るべきだろう。
負担重量、距離適性などに注目
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも負担重量が54キロだった。また、この4頭はJRAの芝1800mのレースで優勝経験があった点も共通している。〔表3〕や〔表4〕の傾向からもわかる通り、極端に負担重量が軽い馬や、芝1800mのレースに実績がない馬は評価を下げたいところだ。なお、前走がGI だった馬は過去4年で11頭、過去10年で26頭出走しているが、優勝例はない。注目を集めがちな臨戦課程だが、こちらも評価を下げるべきだろう。
JRA 今週の注目レース(第64回 ラジオNIKKEI賞) より一部記事引用
[ラジオNIKKEI賞データまとめ]
△牝馬(0-0-2-17)
△関西馬で当日7番人気以下(0-1-1-30)
△ハンデ52kg以下(1-0-1-23)
×前走1000万下で10番人気以下(0-0-0-9)
△前走500万下で3番人気以下(0-1-0-19)
×前走着差負け2.0秒以上(0-0-0-16)
×前走ダート(0-0-0-10)
×間隔2週以内(0-0-0-11)
×間隔10週以上(0-0-0-10)
データ上での注目馬
アンビシャス
キャンベルジュニア
グリュイエール
ミュゼゴースト
レアリスタ
その他の注目馬
ブランドベルグ
ロジチャリス
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