東京・芝コースに実績のある馬が優勢
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、東京・芝コースで行われた1000万下から上のクラスのレースで優勝経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率8.9%と低調な成績に終わっている。過去の戦績を比較する際は、今回と同じ東京・芝コースのレースに実績がある馬を重視したい。
5歳馬が優勢
過去10年の年齢別成績を見ると、「5歳」馬が連対率25.0%、3着内率30.0%と比較的優秀な成績を収めている。出走各馬の年齢を比較する際は、「5歳」馬に注目すべきかもしれない。なお、年齢が「6~9歳」だった馬のうち、JRAのGI・JpnI かGII・JpnII で連対経験がなかった馬は3着内率9.3%と、その経験があった馬に比べて苦戦している。さらに、その経験がなかった馬は、2010年以降〔0・0・1・18〕とさらに好走例が減っている。JRAのGI・JpnI やGII・JpnII で連対経験のない「6歳以上」の馬は、割り引きが必要だろう。
近年は内外極端な枠に入った馬が不振
010年以降過去5年の枠番別成績を調べると、「1枠」と「8枠」の馬は好走例がなかった。それ以前は「1枠」や「8枠」の馬も活躍していたが、近年の傾向を重視するなら、内や外の極端な枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。
高松宮記念の出走馬に注意
2010年以降の京王杯スプリングC出走馬の中で、同年の高松宮記念で9着以内に入っていた馬は延べ13頭いたものの、すべて4着以下に敗れている。高松宮記念でのレース内容や結果を評価され、当レースで上位人気に支持されていた馬も含まれている。なお、昨年の優勝馬レッドスパーダも前走で高松宮記念に出走していたが、同馬は17着に敗れていた。
JRA 今週の注目レース(第60回 京王杯スプリングカップ) より記事引用
2番人気~6番人気に注意
1番人気は非常に弱いが、2番人気~6番人気はトータル[6-8-7-29]で複勝率42.0%と対照的に強い。
人気薄での注目馬
人気薄で注目したいのが「前走芝1400m戦出走馬」で、7番人気以下で好走した7頭のうち、じつに4頭までがここに集中している。
前走芝1400m戦出走馬
・ダンスディレクター 2015/02/21 斑鳩S(1600万下)(京都) 馬番 9 1人気 1着
・ダンスアミーガ 2015/04/11 サンスポ杯阪神牝馬S(G2)(阪神) 馬番13 8人気 8着
東京・芝コースで行われた1000万下から上のクラスのレースで優勝経験のある馬
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、東京・芝コースで行われた1000万下から上のクラスのレースで優勝経験のある馬だった。
・ダイワマッジョーレ(牡6) 2013/05/11 京王杯スプリングC(G2)芝1400、2012/10/21 甲斐路S(1600万下)芝1400
・エールブリーズ(牡5) 2014/11/09 奥多摩S(1600万下)芝1400、2013/11/16 奥多摩S(1600万下)芝1400
・ヴァンセンヌ(牡6) 2015/02/08 東京新聞杯(G3)芝1600、2014/11/29 エクセレントJT(1000万下)芝1600
・オメガヴェンデッタ(セ4) 2015/02/15 雲雀S(1600万下)芝1400
・サクラゴスペル(牡7) 2012/11/03 奥多摩S(1600万下)芝1400、2012/02/12 雲雀S(1600万下)芝1400、2012/01/29 立春賞(1000万下)芝1400
・プリンセスメモリー(牝8) 2013/11/10 オーロC(OP)芝1400、2011/11/19 国立特別(1000万下)芝1400
・インプレスウィナー(牡8) 2012/11/10 オーロC(OP)芝1400、2012/04/29 晩春S(1600万下)芝1400、2011/04/23 フリーウェイS(1600万下)芝1400、2010/01/31 クロッカスS(OP)芝1400
個人的予想 ※枠順決定後に変更あり
◎ 09、サトノルパン
○ 15、ヴァンセンヌ
▲ 11、サクラゴスペル
☆ 02、ダンスディレクター
△ 13、ダイワマッジョーレ
△ 08、オメガヴェンデッタ
△ 05、タガノブルグ
△ 17、クラリティシチー
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