今週出走予定の注目馬

6/6(土) 東京1日目 9R
国分寺特別(芝1800m)に出走予定
ディアセオリー

6/6(土) 東京1日目10R
由比ヶ浜特別(芝1400m)に出走予定
オータムレッド

6/7(日) 阪神 2日目11Rに出走予定
ストークS(芝1600m)
ヴィッテルスバッハ

6/7(日) 東京2日目12R
小金井特別(ダ1400m)に出走予定
バルディエス

今週出走予定の注目馬(新馬戦)

【6月6日(土)】
阪神5R 芝1600m
ドナウエレン(サンデーR/高野厩舎・父モーリス)
新種牡馬モーリス産駒で母は重賞2勝のドナウブルーという良血馬。

スウィフティー(G1レーシング/平田厩舎・父ダイワメジャー)
平田厩舎×福永騎手のコンビが4年連続でこの新馬を連対中。

ステラリア (社台RH/斎藤厩舎・父キズナ)
3週前から調教師が「これは楽しみ」と期待。勝ち負けを計算している。

東京5R 芝1600m
ブエナベントゥーラ(サンデーR/堀厩舎・父モーリス)
母は名牝ブエナビスタ。1週前にレーン騎乗で追い切って絶好の動きを披露。

トゥーフェイス(社台RH/新開厩舎・父モーリス)
横山典騎手が毎週のようにウッドの調教に乗って絶好の仕上がりをアピール。

【6月7日(日)】

阪神5R 芝1400m
アスコルターレ (サンデーR/西村厩舎牡・父ドゥラメンテ)
坂路で好時計をマークして仕上がりの良さが目立つ1頭。

東京5R 芝1600m
サトノレイナス (サトミホースカンパニー/国枝厩舎・父ディープインパクト)
サトノフラッグの全妹。一昨年のセレクトセールで1億円で取引された良血。ルメール騎手が手綱をとる。

東京6R 芝1400m
リュラネブラ(シルクR/国枝厩舎・父ロードカナロア)
サトノレイナスとは使い分けで連勝狙い。近親に桜花賞馬ハープスターがいる血統。ルメール騎手が手綱をとる。

12/26(土) 阪神C(3歳上・GII・阪神芝1400m)

1人気は[2-1-0-6]勝率22.2%、複勝率33.3%
1~5番人気が[5-4-4-32]複勝率28.9%、複勝回収率85%
6~10番人気が[4-4-2-35]複勝率22.2%、複勝回収率107%
11番人気以下が[0-2-2-66]複勝率5.7%、複勝回収率67%と人気馬の信頼度は全体的に低め。

前走が今回と同じ距離のレースだった馬が[2-0-2-31]複勝率11.4%、複勝回収率67%。今回距離延長で臨む馬が[1-3-0-41]複勝率8.9%、複勝回収率32%と不振で、前走1200m組のスプリンターには厳しいレース
今回距離短縮の馬が[6-7-6-61]複勝率23.8%、複勝回収率119%と質量ともに圧倒している。
特に距離短縮組でもその前走の3コーナーで4番手以内と先行していた馬が[2-5-3-19]複勝率34.5%、複勝回収率222%、5番手以下の馬が[4-2-3-42]複勝率17.6%、複勝回収率61%
1600m以上で先行していた馬が、距離が短くなって好走

今回距離短縮の馬
アルマワイオリ
クラレント
サンライズメジャー
スマートオリオン
ダイワマッジョーレ
ダノンシャーク

今回距離短縮で3コーナーで4番手以内と先行していた馬
クラレント
サンライズメジャー
スマートオリオン

前走の着順が9着以内の馬が[6-3-3-73]複勝率14.1%、複勝回収率45%、10着以下の馬が[3-7-5-60]複勝率20.0%、複勝回収率126%と前走の着順が悪い馬の方が成績が良い
前走10着以下の馬の中でも、その前走が京都競馬場だった馬が[2-5-5-36]複勝率25.0%、複勝回収率172%と高い回収率を挙げており、
特に前走マイルCSなど、京都の1600m以上のレースで先行していたような馬がいればぜひ狙いたい。

前走10着以下の馬の中で、その前走が京都競馬場だった馬
ダイワマッジョーレ
ダノンシャーク
アルマワイオリ

予想買い目
◎ 01,ビッグアーサー
○ 02,ダイワマッジョーレ
▲ 08,ダノンシャーク
☆ 06,サンライズメジャー
△ 05,ウリウリ
△ 13,ロサギガンティア
△ 12,アルマワイオリ

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第50回 札幌2歳ステークス (札幌 G3・芝1800m) 2015年9月05日

■札幌2歳Sデータ分析

※人気別成績
 1番人気 (4-2-1-3)
 2番人気 (1-2-1-6)
 3番人気 (3-0-1-6)
 4番人気 (0-2-1-7)
 5番人気 (1-2-1-6)
 6番人気 (1-1-2-6)
 7~9人気 (0-0-2-28)
 10人気以下(0-1-1-44)
○1番人気 (4-2-1-3)
◎単勝オッズ2.9倍以内 (3-2-1-1)
△単勝オッズ50.0倍以上 (0-0-2-42)

※馬番別成績
  1番 (0-0-0-9)
  2番 (1-1-2-5)
  3番 (2-0-0-7)
  4番 (1-1-0-7)
  5番 (0-0-2-7)
  6番 (0-1-0-8)
  7番 (1-1-1-6)
  8番 (1-0-0-8)
  9番 (0-0-2-7)
 10番(0-1-0-8)
 11番(1-4-1-3)
 12番(0-0-0-9)
 13番(2-0-1-5)
 14番(0-0-0-6)
枠は中、内が良く、外枠はロスがあるのであまり良くない。

※脚質別成績
 逃げ(0-0-1-9)
 先行(4-5-4-15)
 差し(4-3-3-39)
 追込(1-1-0-31)
脚質は、先行、差しが有利。

※ローテ・前走着順・前走人気別成績
【前走】
 コスモス賞(1-5-1-15)
 クローバー賞(2-0-3-10)
 函館2歳S(0-0-1-4)
 新馬(4-5-4-57)
 新馬・牝(0-0-1-2)
 未勝利(3-0-0-18)
 未勝利・牝(0-0-1-2)
【前走着順】
 1着  (10-8-9-82)
 2着  (0-1-0-8)
 3着  (0-1-0-4)
 4着  (0-0-0-3)
 5着  (0-0-1-1)
 6~9着(0-0-0-4)
 10以下(0-0-0-4)
前走オープンで1着だった馬は(3-3-4-5)と良い成績。4着以下は(0-0-1-12)で連対なし。
【前走人気】
 1番人気 (4-4-4-30)
 2番人気 (2-1-1-19)
 3番人気 (3-3-2-14)
 4番人気 (1-0-0-9)
 5番人気 (0-1-1-11)
 6~9人気 (0-1-2-20)
 10人気以下(0-0-0-3)
○前走オープンで1着(3-3-4-5) ⇒ラヴアンドポップ
△前走4着以下(0-0-1-12)
 ⇒クロコスミア、コスモフレンチ、デルマオカル、ネコダンサー
△前走新馬・未勝利で5番人気以下は(0-0-1-19)と連対なし。(0-0-1-19)
 ⇒アラモアナワヒネ、スパーキングジョイ、ディーズプラネット、リアルキング

※データ上での注目馬
 アドマイヤエイカン
 アフターダーク
 アラバスター
 プロフェット
 ラヴアンドポップ

※その他の注目馬
アフターダークの騎乗は福永騎手。福永騎手の前走騎乗馬はプロフェットに騎乗。福永騎手は将来を見据えた騎乗をする騎手で、今回はそれも含めての騎乗かもしれない。
スパーキングジョイは前走差して勝ったのが魅力。今年は逃げ、先行て勝った馬が多いが、全体的に前に付けたいメンバーが多そう。こうなると理想のポジションにつけられない馬がたくさん出るわけで、差せる競馬を初戦で経験できたスパーキングジョイには強み。

個人的予想
(枠順決定後変更あり)
◎ ラヴアンドポップ  予想3番人気
○ アフターダーク   予想6番人気
▲ スパーキングジョイ 予想7番人気
☆ プロフェット    予想2番人気
△ アラバスター    予想1番人気
△ アドマイヤエイカン 予想4番人気
△ ディーズプラネット 予想8番人気(新潟→札幌、松岡→横山典で気になる)
△ リアルキング    予想5番人気(父キンカメ産駒は札幌では2着や3着が多い)

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第51回 函館記念 (函館 G3・芝2000m) 2015年7月19日

過去10年の函館記念では、単勝1番人気馬が1勝のみ。その一方で、過去10年のうち7回で6番人気以下の馬が2着以内に入っており、2011年以降は4年連続でそれが継続中。

平均配当が単勝1258円、馬連7608円、3連複2万2878円と存外に高い、函館芝2000m。フルゲート16頭のレースに限れば、馬連平均配当が100倍以上になってしまう。その要因のひとつが、連対率36.7%、複勝率43.3%という1番人気馬の信頼度の低さ。また、16頭立てのレースで7~9番人気が非常に強い(連対率は4~6番人気よりも上)というデータがある。

内枠有利&外枠不利。馬番1~8番に入った馬はプラス評価の対象。
【枠】
1枠(0-1-1-13) 1,ヤマカツエース 2,サイモントルナーレ
2枠(4-2-2-7)  3,ハギノハイブリッド 4,エックスマーク
3枠(2-0-0-14) 5,ダービーフィズ 6,サトノプライマシー
4枠(3-2-2-10) 7,ラブイズブーシェ 8,アーデント
5枠(0-2-1-14) 9,ホーカーテンペスト 10,リベルタス
6枠(0-1-1-15) 11,エアソミュール 12,デウスウルト
7枠(0-1-1-15) 13,レッドレイヴン 14,ヴァーゲンザイル
8枠(0-0-1-17) 15.ツクバコガネオー 16,マイネルミラノ

馬番1~8番が[9-6-7-49] 内枠重視
馬番9~16番が[0-3-2-56] 連対例ゼロの馬番13~16番は、割り引。

【馬齢】
3歳 (0-0-0-2) 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 (2-3-2-11)11.1% 27.8% 38.9%
5歳 (3-3-4-29) 7.7% 15.4% 25.6%
6歳 (1-0-3-35) 2.6% 2.6% 10.3%
7歳上(4-4-1-41) 8.0% 16.0% 18.0%
4〜5歳馬が主に活躍していますが、高齢でも馬券になっている。
10番人気以下の好走は8歳以上に見られます。

【斤量】
51kg以下(0-0-0-7)
52kg  (0-2-0-6)
53kg  (0-1-0-13)
54kg  (2-1-1-23)
55kg  (1-2-4-19)
56kg  (5-1-2-26)
57kg  (1-2-3-11)
57.5kg (1-0-0-6)
58kg以上(0-1-0-4)
中心は54〜57kg。53kg以下は2着が3回で勝ち馬はなし。

前走成績
前走重賞だった馬は(4-2-5-48)。
前走4着以内が良い傾向。10着以下で(0-0-2-30)と連対なし。また、当日9番人気以下で3着内なし。

△前走重賞で10着以下(0-0-2-30)
⇒サイモントルナーレ、デウスウルト、ハギノハイブリッド、ヤマカツエース、ヴァーゲンザイル

前走OP特別では(6-8-3-60)。
ローテ別では、巴賞が中心。好走馬はもちろん、惨敗していた馬にも注意。穴馬の激走もここからが多い。
前走巴賞
⇒マイネルミラノ(1着)、レッドレイヴン(2着)、リベルタス(3着)、エックスマーク(5着)

注目血統
◎キングカメハメハ産駒 デウスウルト、ヤマカツエース、ツクバコガネオー
○ネオユニヴァース産駒 サトノプライマシー、ヴァーゲンザイル
▲マンハッタンカフェ産駒 ラブイズブーシェ

[函館記念データまとめ]
×13番人気以下(0-0-0-30)
×単勝50倍以上(0-0-0-28)
×7歳以下で当日10番人気以下(0-0-0-40)
×関東馬で当日10番人気以下(0-0-0-27)
△前走から斤量3kg以上減(0-1-1-22) ヤマカツエース(前走57kg→53kg)
△追込(0-0-2-39)
△13番より外枠(0-0-2-25)
△前走重賞で10着以下(0-0-2-30)
×前走重賞だった馬で当日9番人気以下(0-0-0-30)
△前走条件戦(0-0-2-10)
×前走2200m以上だった馬で当日5番人気以下(0-0-0-19)
 ※前走2200m以上  ヴァーゲンザイル、サイモントルナーレ、ダービーフィズ
△間隔10週以上の休み明けで当日4番人気以下(0-0-1-22)

[データ上での注目馬]
04,エックスマーク
11,エアソミュール
16,マイネルミラノ
13,レッドレイヴン

[その他の注目馬]
05,ダービーフィズ
07,ラブイズブーシェ
08,アーデント
10,リベルタス
12,デウスウルト

個人的予想
◎ 04,エックスマーク
○ 08,アーデント
▲ 10,リベルタス
☆ 11,エアソミュール
△ 07,ラブイズブーシェ
△ 16,マイネルミラノ
△ 13,レッドレイヴン
△ 12,デウスウルト
△ 05,ダービーフィズ

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第64回 ラジオNIKKEI賞 (福島 G3・芝1800m) 2015年7月05日

3歳限定の重賞としておなじみのラジオNIKKEI賞は、「ラジオたんぱ賞」の名称で行われていた2005年を最後に単勝1番人気馬の優勝がない。現在の名称となり、負担重量も別定からハンデキャップに変更された2006年以降を振り返ってみると、9回中6回で3連複が万馬券決着、同じく9回中5回で3連単が十万馬券決着となっている。

実績と前走の着順がカギ
過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、JRAの重賞で8着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率25.3%と好走率も比較的高い。なお、JRAの重賞で8着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「2着以下」だった馬の優勝例はなく、3着内率も7.5%にとどまっていた。重賞で「8着以内」に入った実績がない馬に関しては、前走を勝ち切っているかどうかがポイントと言えそう。

【前走】
重賞(3-1-3-39)
├青葉賞(3-0-0-3)
└毎日杯(0-0-0-0)
OP特別(0-5-3-28)
1000万下(3-1-1-27)
500万下(4-3-3-32)

ハンデが軽い馬は割り引き
2009年以降過去6年の3着以内馬18頭中16頭は、負担重量が「54キロ以上」だった。一方、「54キロ未満」だった馬は優勝例がなく、3着内率も5.6%にとどまっている。負担重量がハンデキャップに変更された当初の2006年から2008年にかけては「54キロ未満」の馬も活躍していたが、近年の傾向を重視するなら、負担重量が軽い馬は評価を下げるべきだろう。

距離適性がポイント
過去4年の3着以内馬12頭中10頭は、JRAの芝1800mのレースで連対経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%と低調だ。2010年以前は芝1800mのレースで連対経験のない馬も活躍していたが、近年の傾向を重視するなら、今回と同じ芝1800mのレースで連対経験のある馬を高く評価したい。

近年は外めの枠に入った馬が不振
中山・芝1800mで行われた2011年を含む過去4年の枠番別成績を調べると、「7枠」と「8枠」の馬は3着以内に1頭も入っていない。2013年は7枠のガイヤースヴェルト(単勝1番人気)が15着、8枠のインプロヴァイズ(単勝2番人気)が10着に敗れており、昨年も7枠のピオネロ(単勝2番人気)が8着に敗れている。ちなみに、「1枠」や「4枠」の馬も苦戦しているが、これらの中には過去4年で単勝2番人気以内の支持を集めた馬がいなかった。こうした結果からも、外めの枠に入った馬は過信禁物と見るべきだろう。

負担重量、距離適性などに注目
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも負担重量が54キロだった。また、この4頭はJRAの芝1800mのレースで優勝経験があった点も共通している。〔表3〕や〔表4〕の傾向からもわかる通り、極端に負担重量が軽い馬や、芝1800mのレースに実績がない馬は評価を下げたいところだ。なお、前走がGI だった馬は過去4年で11頭、過去10年で26頭出走しているが、優勝例はない。注目を集めがちな臨戦課程だが、こちらも評価を下げるべきだろう。

JRA 今週の注目レース(第64回 ラジオNIKKEI賞) より一部記事引用

[ラジオNIKKEI賞データまとめ]
△牝馬(0-0-2-17)
△関西馬で当日7番人気以下(0-1-1-30)
△ハンデ52kg以下(1-0-1-23)
×前走1000万下で10番人気以下(0-0-0-9)
△前走500万下で3番人気以下(0-1-0-19)
×前走着差負け2.0秒以上(0-0-0-16)
×前走ダート(0-0-0-10)
×間隔2週以内(0-0-0-11)
×間隔10週以上(0-0-0-10)

データ上での注目馬
アンビシャス
キャンベルジュニア
グリュイエール
ミュゼゴースト
レアリスタ

その他の注目馬
ブランドベルグ
ロジチャリス

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第51回 CBC賞 (中京 G3・芝1200m) 2015年7月05日

外枠が強いのが、中京の芝短距離戦。CBC賞も、馬番1~10番がトータル【0-1-1-28】という結果となっている。
基本はあくまで「外からの差し」狙い。

単勝オッズ別成績に特徴あり
過去9年の単勝オッズ別成績を調べると、単勝「4.9倍以下」の支持を集めた馬は、連対率30.0%、3着内率40.0%といまひとつ。それに対し、「7.0~9.9倍」の馬が4勝を挙げているうえ、3着内率も50%近い数値をマークしている。ちなみに、「20倍以上」の馬が挙げた2勝(2007年ブラックバースピン、2009年プレミアムボックス)は、いずれも中京競馬場のコース改修前のものだった。

【単勝オッズ】
1.0〜1.9倍 (0-0-0-0)
2.0〜2.9倍 (0-0-0-1)
3.0〜3.9倍 (2-0-0-2)
4.0〜4.9台 (1-0-1-3)
5.0〜6.9倍 (0-4-2-13)
7.0〜9.9倍 (4-2-2-9)
10.0〜14.9倍(0-2-0-14)
15.0〜19.9倍(0-1-1-5)
20.0〜29.9倍(1-0-0-16)
30.0〜49.9倍(1-0-3-20)
50.0〜99.9倍(0-0-0-24)
100倍以上  (0-0-0-17)

ハンデの重い馬が優勢
負担重量がハンデキャップで行われた過去9年のCBC賞の負担重量別成績を調べると、全体的に見て好成績を挙げているのは「55キロ以上」の馬で、「58キロ以上」の馬が3着内率50.0%と好結果を残している。一方、「54キロ以下」で勝利したのは、昨年のトーホウアマポーラ(牝馬、53キロ)だけ。「52キロ」の馬が2着に2頭入っているが、この2頭は単勝5番人気以下の3歳牡馬だった。

【斤量】
50kg以下(0-0-0-5) レオパルディナ
51kg  (0-0-0-7)
52kg  (0-2-0-14) レオンビスティー
53kg  (1-0-0-27) セイカプリコーン、マコトナワラタナ、ジャストドゥイング、ベルルミエール、ホウライアキコ
54kg  (0-2-3-21) タガノブルグ、レッドオーヴァル、ベルカント、ニンジャ
55kg  (3-2-2-18) フレイムヘイロー、トーホウアマポーラ、ダンスディレクター、ベステゲシェンク
55.5kg (0-0-0-1) ウリウリ
56kg  (1-1-2-14) ワキノブレイブ
57kg  (1-0-0-10) サドンストーム
57.5kg (1-2-0-3)
58kg以上(2-0-2-4)

前走5着以下からの巻き返しに注意?
過去9年の前走の着順別成績を調べると、前走を勝利していた25頭のうち3着以内に入ったのは6頭だけ。優勝馬9頭のうち7頭は、前走で「5着以下」に敗れていた馬だった。今年も前走で上位争いに食い込めなかった馬の巻き返しには注意が必要だろう。また、前走で「3、4着」だった馬が、2着に3頭、3着に5頭入っているのが特徴的。このあたりの分布も参考にできそうだ。

【前走着順】
前走重賞
 1着  (0-0-0-1)
 2着  (0-0-0-0)
 3着  (0-1-0-1)
 4着  (0-1-1-1)
 5着  (1-0-0-3)
 6〜9着(2-0-2-5)
 10以下(3-1-1-25)
前走OP特別
 1着  (1-3-0-9)
 2着  (1-0-0-5)
 3着  (0-0-4-3)
 4着  (0-1-0-4)
 5着  (1-0-0-5)6〜9着(0-1-0-20)10以下(0-0-0-26)
前走条件戦
 1着  (0-1-1-9)
 2着  (0-0-0-0)
 3着  (0-0-0-2)
 4着  (0-0-0-0)
 5着  (0-0-0-1)
 6〜9着(0-0-0-1)
10以下(0-0-0-2)

近走の成績に注目
過去9年のCBC賞では、「3走前までに、オープンクラスのレースで4~6着に入っていた」という馬が、2011年を除いたすべての年で連対している。今年もこのような戦歴を持っている馬がいたら、チェックしておくのも面白いかもしれない。

近走の単勝人気と着順もチェック
過去5年のCBC賞では、4走前までに「単勝2番人気または3番人気で連対していた」という馬が5連勝中。今年もこの条件に該当する馬がいるかどうかチェックしておきたい。

JRA 今週の注目レース(第51回 CBC賞) より一部記事引用

×前走10番人気以下(0-0-0-37)※前走G1・前走1着・当日1番人気除く
⇒タガノブルグ、フレイムヘイロー、レオンビスティー

[CBC賞データまとめ]
×単勝50倍以上(0-0-0-37)
△7歳以上で当日5番人気以下(0-0-2-30)
△関西馬で当日8番人気以下(0-0-4-64)
△牝馬で当日8番人気以下(0-0-1-16)
×ハンデ53kg以下で当日8番人気以下(0-0-0-37)
△前走OP特別で6着以下(0-1-0-46)
×前走10番人気以下(0-0-0-37)※前走G1・前走1着・当日1番人気除く
△間隔2週以内(0-0-1-18)
×間隔10週以上で当日8番人気以下(0-0-0-14)

データ上での注目馬
ウリウリ
サドンストーム
ダンスディレクター
トーホウアマポーラ
ベステゲシェンク
レッドオーヴァル

その他の注目馬
ジャストドゥイング
レオパルディナ
ベルルミエール
ホウライアキコ

(さらに…)

第56回 宝塚記念 (阪神 GI・芝2200m) 2015年6月28日

史上初となる平地同一GI3連覇に挑むファン投票で1位に選ばれたゴールドシップ。

若い世代が優勢
過去10年の宝塚記念を制したのは、すべて「6歳以下」の馬だ。また、3着以内馬も30頭中28頭が「6歳以下」の馬で、「7歳以上」の馬で3着以内に入ったのは、京都競馬場で行われた2006年の2着馬ナリタセンチュリーと同年の3着馬バランスオブゲーム(ともに7歳)だけだ。第1回から振り返ってみても、過去55回のうち「7歳以上」の馬の優勝は、1970年のスピードシンボリと2004年のタップダンスシチー(ともに7歳)の2頭だけとなっている。

×7歳以上(0-0-0-22)※2007年以降
 ⇒ オーシャンブルー、カレンミロティック、ネオブラックダイヤ、レッドデイヴィス

単勝オッズに注目
過去10年の宝塚記念で、単勝「1.9倍以下」だった馬は3頭いるが、その支持に応えて優勝したのは京都競馬場で行われた2006年のディープインパクトだけ。残る2頭は3着以下に敗れている。それに対し、「2.0~2.9倍」の馬は3着内率100%とまったく大崩れしていない。その他では、「10.0~14.9倍」と「30.0~49.9倍」のエリアからそれぞれ2頭の優勝馬が出ている。安定感抜群の2倍台の馬に加え、伏兵視されている馬の台頭にも注意したいところだ。

○単勝オッズ2.9倍以内(3-3-2-1)
△10番人気以下(1-1-1-53)

前走のレースにも要注目
過去10年の前走のレース別成績を調べると、宝塚記念と最も相性が良いのは5頭の優勝馬が出ている「天皇賞(春)」からの臨戦馬。その他のGI・JpnI から臨んだ馬では、優勝馬こそ出ていないものの「ヴィクトリアマイル」組が3着内率で42.9%と高い数値をマークしている。また、宝塚記念の前哨戦という位置付けの芝2000mの重賞(2011年までの金鯱賞と2012年以降の鳴尾記念)から臨んだ馬も上々の成績となっており、2008年以降は前走で「金鯱賞(2011年まで)」もしくは「鳴尾記念(2012年以降)」に出走していた馬が、毎年3着以内に入っている。

6着以下は(2-1-2-49)。このうち、前走G1を除くと(0-0-1-23)と連対はありません。
△前走6着以下(0-0-1-23)※前走G1除く
 ⇒ アドマイヤスピカ、オーシャンブルー、トウシンモンステラ、レッドデイヴィス

2、3走前の成績をチェック
過去10年の宝塚記念では、「2走前か3走前にGII で2着以内に入っていた」という馬が毎年連対している。GI で好走するには、GII で上位争いをする実力が備わっていることが必要条件といえるのかも。今年もこの条件に該当する馬が出走しているかどうかチェックしておきたい。

近3走の成績が重要
過去5年の宝塚記念優勝馬の近走の成績を調べると、優勝馬5頭には近3走以内に優勝した経験と3着以下に敗れた経験の両方があった。少なくとも、3走前までに勝利していることが優勝するための条件となるのかもしれない。

【コース・脚質】
正面スタンドの4コーナーポケット地点からスタート、内回りを使用するコース。
1コーナーまでの距離は十分あるので、枠順による有利不利はほとんどないコースだが、多頭数ではやはり外枠はやや厳しい。
宝塚記念では、8〜11番の真ん中あたりが比較的良い傾向。
脚質では、逃げ先行有利で、差し馬なら早めに動ける馬が良さそう。

JRA 今週の注目レース(第56回 宝塚記念) より一部記事引用

【注目馬】

ゴールドシップ
血統、実績ともに申し分なし。1週前追い切りのCWでの走りは、時計も優秀で、文句なしという調教だった。
となれば、平地同一GI3連覇という偉業も確実かという状況とも思える。
ただし、負けるはずがないと思うレースで負けるのが、ゴールドシップ。絶対的な軸馬とはしにくい。

カレンミロティック
7歳以上の馬が2007年以降、一頭も馬券に絡んでいないという不安はあるが、前年の宝塚記念で2着、前走の天皇賞(春)で、勝ったゴールドシップと着差0.1の3着。過去1年、掲示板を確保(全て重賞)と成績が安定していて力があるのは確か。しかもハーツクライ産駒。今回、これといった逃げ馬も見当たらず、先行できるこの馬に有利な展開となる可能性もある。
また、セン馬は7歳がピークという説もあり、今回の宝塚記念のCMに出てくるタップダンスシチーが宝塚記念で優勝したのも7歳の時。しかも、タップダンスシチーとカレンミロティックは脚質も似ている。これは何かのサインかも?

ディアデラマドレ
現在5戦連続で上がり1位。先行馬有利の馬場レベルでのエリザベス女王杯でもメンバー中最速の上がりを使って0.2秒差・3着。また、この阪神コースは3戦3勝と相性抜群。3年前に15-15-16-14の位置から3着したショウナンマイティの例もある。馬券圏内の可能性は充分ありえる。人気もなさそうだし、馬券妙味は高い。ただし、勝つまでは疑問。

個人的予想
◎ カレンミロティック
○ ラキシス
▲ ワンアンドオンリー
☆ トーホウジャッカル
△ ディアデラマドレ
△ デニムアンドルビー
△ ヌーヴォレコルト
◎ ゴールドシップ(1着のみ、2着、3着には流さない)

(さらに…)

第22回 函館スプリントステークス (函館 芝1200m) 2015年6月21日

人気薄の激走もあり、波乱傾向のレース。
夏に調子が良い牝馬や洋芝(函館・札幌)得意な馬は人気薄でも注意が必要。

牝馬の活躍が目立つレース
牡馬[4-5-5-76]複勝率15.6%、複勝回収率57%と比べて、牝馬が[5-3-4-23]複勝率34.3%、複勝回収率174%と複勝率・複勝回収率ともに倍以上の差をつけている。特に前走から距離短縮で臨む牝馬が[2-1-3-10]複勝率37.5%、複勝回収率301%で穴として期待したいパターン。
▼牝馬(全馬、前走G1で、二桁着順)
 ⇒ アンバルブライベン、ローブティサージュ、クールホタルビ
▼前走から距離短縮で臨む牝馬
 ⇒ クールホタルビ

過去2走の距離をチェック
過去10年の出走馬が過去2走以内で芝1400m以上のレースに出走した回数別に成績を調べると、優勝馬10頭は過去2走以内に「1回」だけ芝1400m以上のレースに出走していた。過去2走以内に「1回」だけ芝1400m以上のレースに出走していた馬は、好走率でもトップに立っている。また、「0回」組と「2回」組を比較すると、2着馬の数では「0回」組が上回っているが、3着内率では「2回」組が大きく上回っている。このレースでは、近走で芝1400m以上のレースに出走した経験を持つ馬を重視したい。

近走で出走したレースの格にも注目
過去10年の出走馬が過去3走以内で芝のGI に出走した回数別に成績をまとめると、「1回」だけ出走経験があった馬が好走率で他のグループを大きく引き離す高い数値を記録している。「0回」組からも8頭の連対馬が出ているが、連対率は8.6%にとどまっている。また、「2回」組からは連対馬が出ていない。このレースでは、近走で芝のGI に1回だけ出走した経験を持つ馬に注目してみたい。

【前走】
重賞(7-6-7-50)
├高松宮記念(2-2-1-6)
├NHKマイルC(1-0-1-6)
└桜花賞(0-0-0-1)
OP特別(2-3-2-49)
条件戦(1-1-1-12)

前走で評価の低かった馬も要警戒
過去10年の出走馬の前走の単勝人気別成績を調べると、前走で「1、2番人気」だった馬が勝率と連対率でトップの数値をマークしている。しかし、3着内率では「10番人気以下」だった馬がトップとなっている。2006年に前走のフリーウェイS(1600万下)で10番人気(11着)だったビーナスラインが優勝しているほか、2009年と2014年は前走で10番人気以下だった馬が1~3着を独占している。前走で評価の低かった馬がこのレースで上位に入る傾向があることは、頭に入れておいても損はないだろう。

【前走人気】
前走重賞
 1番人気 (1-2-0-1)
 2番人気 (0-0-0-4)
 3番人気 (1-0-0-5)
 4番人気 (0-1-1-1)
 5番人気 (1-0-0-2)
 6〜9人 (1-1-1-14)
 10人以下(3-2-5-23)
前走OP特別
 1番人気 (1-0-0-3)
 2番人気 (1-0-0-4)
 3番人気 (0-2-0-6)
 4番人気 (0-0-1-5)
 5番人気 (0-0-0-9)
 6〜9人 (0-0-0-9)
 10人以下(0-1-1-13)
前走条件戦
 1番人気 (0-1-0-4)
 2番人気 (0-0-0-1)
 3番人気 (0-0-0-0)
 4番人気 (0-0-0-1)
 5番人気 (0-0-0-0)
 6〜9人 (0-0-0-3)
 10人以下(1-0-1-3)

前走で極端な着順だった馬が連勝中
2011年以降の過去4年での前走の着順別成績を調べると、前走で「1着」だった馬から2頭、「11着以下」だった馬から2頭の優勝馬が出ている。前走で優勝していた馬に注目するのはもちろんだが、前走で大きく負けていた馬であっても軽視は禁物。

前走で「1着」だった馬
 ⇒ ティーハーフ(1600下)、サトノデプロマット(1600下)、スギノエンデバー(京都OP)
前走で「11着以下」だった馬
 ⇒ フギン、メイショウイザヨイ、アンバルブライベン、エーシントップ、ローブティサージュ、タガノアザガル、マジンプロスパー、レンイングランド、クールホタルビ

[函館スプリントステークスデータまとめ]
×3〜4歳馬で当日7番人気以下(0-0-0-11)
○前走3着以内の牝馬(5-1-1-5)
△関西馬で単勝オッズ30倍以上(0-0-2-39)
○前走重賞3着以内(5-3-1-7)
△前走重賞だった馬で当日9番人気以下(0-0-1-17)
△前走OP特別で10着以下(0-0-1-16)
△前走OP特別で着差0.6秒以上負け(0-0-1-14)
△前走OP特別だった馬で当日7番人気以下(0-0-1-41)
△前走ダート(0-0-1-13) ヒラボクプリンス
×半年以上の休み明け(0-0-0-8) メイショウイザヨイ

JRA 今週の注目レース(第22回 函館スプリントステークス) より一部記事引用

個人的予想
◎ ローブティサージュ
○ ティーハーフ
▲ コパノリチャード
☆ アンバルブライベン
△ サトノデプロマット
△ セイコーライコウ
△ フギン

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第20回 ユニコーンステークス (東京 ダ1600m) 2015年6月21日

人気サイドで決まることが多いレースで、2番人気以内、単勝4.9倍以内、前走重賞かOP特別で1着馬や1番人気だった馬が良い成績。8番人気以下、単勝オッズ50倍以上、前走条件戦だった馬で当日5番人気以下で連対がありません。

前走の条件と内容に注目
過去10年の前走の馬場別成績を調べると、前走で「芝」のレースに出走していた馬は優勝がなく、3着内率も4.9%にとどまっている。「芝」のレースからの臨戦馬は評価を下げるべきだろう。
 ⇒ マイネルサクセサー
また、前走が「ダート」のレースだった馬について、そのレースの条件別に成績を調べると、前走が「500万下」だった馬は3着内率12.2%とやや苦戦している。一方、前走が「地方、海外の重賞」だった馬は3着内率53.3%と堅実。なお、前走がダートの「500万下」だった馬(すべて前走の着順は1着)のうち、そのレースの2着馬とのタイム差が「0秒3以内」だった馬は、いずれも4着以下に敗れている。500万下を勝ち上がってきたばかりの馬に関しては、2着馬との着差が「0秒4以上」だった馬を高く評価すべきだろう。
500万下を勝ち上がって2着馬との着差が「0秒4以上」だった馬
 ⇒ ダイワインパルス(0.6)、ピンストライプ(0.6)
さらに、前走がダートの「1000万下」・「オープン特別」・「地方、海外の重賞」だった馬のうち、そのレースの着順が「5着以下」だった馬は3着内率3.1%と苦戦している。前走が格の高いレースであっても、そのレースで「5着以下」に負けていた馬は評価を下げたい。
 ⇒ イーデンホール、タップザット、ブチコ、マイネルオフィール

前走で先行していた馬は堅実
過去10年の優勝馬10頭中7頭は、前走がJRAのダートのレースで、そのレースの4コーナーを「3番手以内」で通過していた。該当馬は連対率25.6%、3着内率32.6%と好走率も高い。前走がJRAのダートのレースだった馬を比較する際は、そのレースでの位置取りにも注目。

キャリア豊富な馬は割り引き
過去10年の出走馬の通算出走回数別成績を調べると、「9回以上」の馬は優勝例がなく、3着内率も6.8%にとどまっている。キャリアが豊富な馬は評価を下げるべきかもしれない。
 ⇒ イーデンホール、ピンストライプ

前走の内容や出走回数がポイント
過去10年の優勝馬10頭は、いずれも前走の着順が4着以内で、そのレースの4コーナーを5番手以内で通過していた。なお、2008年以降に限れば、前走の4コーナーの通過順が4番手以下だった馬の優勝例はない。また、この10頭は通算出走回数が8回以下だった点も共通している。

[ユニコーンステークスデータ]
○2番人気以内(6-6-2-6)
○単勝オッズ4.9倍以内(6-5-0-4)
△8番人気以下(0-0-3-85)
△単勝オッズ50.0倍以上(0-0-1-63)
×牝馬で5番人気以下(0-0-0-13)
×前走ダートで5着以下(0-0-0-31)※海外除く
○前走重賞・OP特別で1番人気(4-4-2-6)
△前走10番人気以下(0-0-1-38)
△前走条件戦だった馬で当日5番人気以下(0-0-2-39)
×前走着差2.0秒以上負け(0-0-0-18)
×前走芝だった馬で当日7番人気以下(0-0-0-25)

JRA 今週の注目レース(第20回 ユニコーンステークス) より一部記事引用

個人的予想
◎ ノンコノユメ
○ アルタイル
▲ ゴールデンバローズ
☆ アキトクレッセント
△ ラインルーフ
△ ノボバカラ
△ ダイワインパルス
△ タップザット

(さらに…)